膝へのヒアルロン酸注射の料金目安は?保険適用の費用相場・効果・回数も解説
※本記事は、整形外科専門医・イノルト整形外科 統括院長 渡邉順哉医師の監修のもと執筆しています。

「階段の昇り降りで膝が痛む」
「立ち上がるときに膝がこわばる」
こうした膝のお悩みを和らげたいとき、選択肢の一つとして挙げられるのが「ヒアルロン酸注射」です。
しかし、いざ治療を受けるとなると、費用面や通院の回数など気になることも多いですよね。
この記事では、膝へのヒアルロン酸注射の費用目安から効果の持続期間、注射以外の治療法まで詳しく解説します。
Contents
膝へのヒアルロン酸注射の料金
膝のヒアルロン酸注射は、一般的に「保険診療」として行われます。
イノルト整形外科 痛みと骨粗鬆症クリニックを受診される場合の目安としては、75歳以上で1割負担の方であれば、両膝への注射が1回あたり1,000円程度です。
診察料や検査料、処方箋料などが別途発生する可能性があるほか、負担割合によっても金額が変わるため、詳しくはお問い合わせください。
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膝へのヒアルロン酸注射の効果と持続期間
膝へヒアルロン酸を注射すると、なぜ痛みが和らぐのでしょうか。
その仕組みと、効果が持続する期間についてご紹介します。
膝へのヒアルロン酸注射の効果
膝関節の中は、もともとヒアルロン酸を含む「関節液」で満たされています。
これは関節をスムーズに動かすための「潤滑油(摩擦の軽減)」と、荷重を支える「クッション(衝撃吸収)」の役割を果たすものです。
加齢や変形性膝関節症によってこのヒアルロン酸が減少すると、軟骨同士がこすれて痛みが出やすくなります。
軟骨は血管が乏しいため、一度すり減ってしまうと自己修復することができません。
注射の目的は、外から直接ヒアルロン酸を補うことで今ある軟骨を保護し、これ以上変形するのを防ぐことにあります。
参考:日本整形外科学会|変形性膝関節症診療ガイドライン2023
膝へのヒアルロン酸注射の持続時間
注入された薬剤はずっと膝の中に留まるわけではなく、徐々に体内へ吸収・代謝されます。
1回の注射による効果は1~2週間程度継続し、その後徐々に消失していきます。
そのため、治療を開始したばかりの導入期は、関節内の濃度を安定させるために「週1回×5回」のペースで継続することが推奨されています。
関連記事:膝の痛みにヒアルロン酸注射が効果的?副作用や打つ回数は?
膝へのヒアルロン酸注射の回数と頻度
「1~2回試してみても痛みが引かなかった」と治療を中断してしまうのは、とてももったいないことです。
関節内のヒアルロン酸濃度を一定以上に高め、潤滑・保護機能を安定させるためには、5回程度の通院が一般的です。
途中でやめてしまうと、濃度が維持できず、十分な効果を得られないまま痛みが再発するリスクが高まってしまいます。
まずは5回を目安に、定期的な通院を目標にしてみましょう。
ヒアルロン酸注射の副作用
ヒアルロン酸注射は比較的安全性の高い治療といわれていますが、稀に以下のような副作用が起こる可能性があります。
- 過敏症
- 蕁麻疹
- 発疹
- そう痒感
- 浮腫
また、非常に稀ではあるものの、関節内に細菌が入ることで「化膿性膝関節炎」を引き起こし、入院や手術が必要になるリスクもゼロではありません。
そのため、5回以上注射してもまったく効果が見られない場合などは、漫然と継続せず、医師と相談のうえで別の治療を試すことも大切です。
ヒアルロン酸注射で膝の痛みの治療を行う
「注射を5回打っても痛みが残る」という場合でも、諦める必要はありません。
膝の痛みに対するアプローチは他にもたくさんあり、イノルト整形外科 痛みと骨粗鬆症クリニックでも対応しています。
- 運動療法:膝を支える大腿四頭筋などを鍛え、関節への負担を減らす
- 物理療法:超音波・低周波療法などを用いて血流改善や痛みの緩和を図る
- 薬物療法:鎮痛剤や湿布などの使用
- 体外衝撃波治療:集束型・拡散型の装置を用い、痛みの緩和や組織修復を促す
- 再生医療:自身の細胞などを用いた幹細胞治療、成長因子療法
- 手術療法:骨切り術や人工関節置換術など、変形の程度に合わせた根本治療
関連記事:年代別に膝の痛みの症状をチェック|考えられる疾患や受診の目安は?
関連記事:膝の痛みで悩んでいる人必見|症状別にわけた原因と治療方法を解説
膝の痛みにお悩みならイノルト整形外科痛みと骨粗鬆症クリニックまでご相談ください
「最近、歩くのが億劫になってきた」「ヒアルロン酸注射以外の選択肢も知りたい」という方は、ぜひイノルト整形外科 痛みと骨粗鬆症クリニックまでご相談ください。
当院ではさまざまな診断機器を用い、現在の膝の状態を正確に評価したうえで、患者様一人ひとりに最適な治療プランをご提案しております。
注射はもちろん、リハビリや体外衝撃波、さらに高度な治療まで、幅広い選択肢のなかから生活スタイルに合った方法を探していきましょう。
ご相談は、便利なLINEアプリからも承っておりますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。
まとめ
膝へのヒアルロン酸注射は、関節の動きを滑らかにし、軟骨の摩耗を防ぐための有効な手段です。
保険適用であれば、費用の負担を抑えながら継続することもできます。
大切なのは、「5回1セット」を基本とし、しっかり濃度を安定させることです。
そして、注射だけで改善が見られない場合は、リハビリや別の治療法へと柔軟にステップアップしていきましょう。
イノルト整形外科 痛みと骨粗鬆症クリニックは、膝の痛みを軽減し、気軽に散歩や外出を楽しめるよう、患者様一人ひとりの生活を全力でサポートいたします。
まずは膝のつらさや費用面の不安など、些細なことでもお気軽にお問い合わせください。
この記事の監修医師
イノルト整形外科 痛みと骨粗鬆症クリニック 院長
渡邉 順哉
経歴
- 平成16年 鎌倉学園高等学校卒
- 平成23年 東邦大学 医学部卒
- 平成23年 横浜医療センター 初期臨床研修
- 平成25年 横浜市立大学附属市民総合医療センター 整形外科
- 平成26年 神奈川県立汐見台病院 整形外科
- 平成28年 平成横浜病院 整形外科医長
- 平成30年 渡辺整形外科 副院長
- 令和元年 藤沢駅前順リハビリ整形外科 院長
- 令和6年 イノルト整形外科 痛みと骨粗鬆症クリニック 統括院長
