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有鉤骨骨折(ゆうこうこつこっせつ)

院長が数年前に転んで骨折し、人生で初めて全身麻酔で折れた骨を摘出する手術を受けた怪我です。数ヶ月固定や超音波治療を行いましたが、偽関節になってしまい痛みの残っていたため手術に踏み切りました。現在はどんな運動をしても痛くありません。

 

原因

ほとんどがスポーツ活動中に発生します。野球のバッドのグリップエンドテニスのラケットなどにより、手掌部尺側に衝撃が加わり発生します。

 

症状・診察所見

手掌の尺側、豆状骨の遠位橈側に有鉤骨鉤突起を触れますが、この部位に押したときの痛みが強く、バットやラケットを握れなくなります。

 

検査・診断

レントゲン撮影で骨折線を描出できることが多いですが、CT検査を行うのが確実です。舟状骨骨折と同様に見逃されやすい骨折となっています。

 

治療

ギプスなどの保存治療や手術による骨折部の固定を行っても骨がくっつくつのはかなり困難です。早期スポーツ復帰のためには手術を行うのが一般的です。

 

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