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理学療法士 膝関節 勉強会

膝関節は屈曲と伸展の動きがあり、屈曲は130度であるが、正座では160度まで生じる。

階段や段差昇降では膝関節の屈曲の可動域は必要であり、段差の大きくなればなるほど、膝関節の屈曲角度が必要であり、昇りよりも降りの方が膝関節の屈曲が大きくなる。

膝関節の伸展は支持性に関与する。

膝関節は伸展0度となっている。膝関節の伸展可動域が不足していると立位や歩行にも影響が生じている。

また下腿の内旋、外旋の可動域があり、外旋の方が大きい。

膝関節は大腿骨と脛骨が構成される大腿脛骨関節と大腿骨と膝蓋骨で構成される膝蓋大腿関節で構成されている。

大腿脛骨関節は内側と外側があり、靱帯と半月板が存在する。

靱帯は4本存在し、前十字靱帯、後十字靱帯、内側側副靱帯、外側側副靱帯が存在する

前十字靱帯は脛骨を前方への滑りを抑制する働きがある。スポーツで前十字靱帯の損傷、断裂が多くみられ、損傷、断裂の程度では手術が必要である。

後十字靱帯は脛骨を後方への滑りを抑制する。後十字靱帯は前十字靱帯よりも繊維の強度が強い。交通事故などでの受傷がみられる。

内側側副靱帯は内側半月板や内側ハムストリングスと連結している。下腿の外反を抑制している。

外側側副靱帯は膝関節の外側の安定性に関与している。

 

半月板は内側と外側がある。半月板は膝関節のスムーズさや膝関節への衝撃を緩和の作用があります。

半月板には栄養血管がある部位とない部位があります。そのため、半月板を損傷してしまうと元に修復するのがなかなか難しい。

膝関節の屈曲、伸展で半月板の可動性が必要になる。半月板の損傷がある場合は膝関節の過度な内反、外反や過屈曲は半月板に負荷をかけてしまうため注意が必要である。

 

膝蓋下脂肪体

膝蓋下脂肪体には疼痛を感じる感覚がある。膝蓋下脂肪体は膝関節の屈曲時に関節の中に入り込んでいき、関節の圧を減らす目的がある。

 

膝関節屈曲筋としてハムストリングス、縫工筋、薄筋、半腱様筋で構成される鵞足筋群がある。鵞足部は炎症が生じやすく、疼痛を出現させる

 

膝関節伸展筋は大腿四頭筋がある。大腿四頭筋には大腿直筋、中間広筋、内側広筋、外側広筋がある。大腿直筋は骨盤から付着しており股関節にも作用する。

内側広筋な膝関節の最終伸展域で働く重要な筋である。中間広筋は膝蓋上囊に付着しており、膝関節の屈曲可動域に関与している。