ハイドロリリースの名医
ご覧いただきありがとうございます。
イノルト整形外科 痛みと骨粗鬆症クリニック院長の渡邉順哉です。
最近、テレビやSNSのおかげもあってか徐々に認知が広まってきているハイドロリリース。
少しずつ受けられる医療機関も増えてきているようです。
そこで、今回はハイドロリリース(筋膜リリース注射)についての名医についてお伝えしたいと思います。
そもそも名医とは何でしょうか?
調べてみると「優れた医者」と出てきます。
ハイドロリリース(筋膜リリース注射)の優れた医者とは何でしょうか?
年間3000件以上をこなす院長が個人的見解になります。
ハイドロリリース(筋膜リリース注射)は、実績と結果が全てです。
ハイドロリリース(筋膜リリース注射)を希望で来院される方も少なくありませんが、
正直なところ毎日通院されている方の中にもハイドロリリース(筋膜リリース注射)を提案して喜ばれるケースの方が圧倒的に多いです。
色々な医療機関をホームページを見ていると、肩こりに対してのみ行っている病院も少なくありません。
ハイドロリリース(筋膜リリース注射)名医というのは、ハイドロリリースさまざまな部位の症状に対して的確に提案して、しっかり効果を出せるかだと思います。
私が自己研鑽のために買って読んでいるハイドロリリース(筋膜リリース注射)の教科書を書いている先生やハイドロリリースの講演している先生などは、ここにも効くのではないかと試されては実績を出しているので、まさに名医だと思います。
私は、教科書に載っているレベルで治療のレパートリーを増やしているだけで、そのような名医にはなれてはいませんが、日本トップレベルの治療件数で技術知識レベルを上げ、少しでも追いつきたいと思っています。
肩こりだけじゃない、五十肩、腰痛、胸郭出口症候群、手根管症候群などなど・・・
ハイドロリリース(筋膜リリース注射)で治療可能な痛みや痺れはたくさんあります。
もっともっとハイドロリリース(筋膜リリース注射)の良さを日本全国に伝えていきたいと思います。
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イノルト整形外科 痛みと骨粗鬆症クリニックのアクセスマップ
テレビ取材を受けました
番組名:モーニングこんぱす
日時:7月8日(木)7:30~8:00内のどこか
ついにテレビ取材が来ました!
先日テレビ局からの取材依頼を受けました。
当院が力を入れてる骨粗鬆症、これを取材したいということでした。
6/23テレビ局が取材にきて、2時間程取材を受けました。
どのような内容に編集されるかは私も教えてもらえませんが、骨粗鬆症の検査の重要性についてみっちり取材を受けましたので、骨粗鬆症でお伝えしたいことは全てお話しました。是非ご覧ください。
なんと1%という骨粗鬆症の検診率全国ワースト3位の神奈川県の汚名返上の一助になればと思います。
目指せ骨粗鬆症撲滅!
イノルト整形外科 痛みと骨粗鬆症クリニック 院長 渡邉順哉
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民法テレビ取材のオファーが来ました!
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<ドラゴン桜>半月板損傷とP R P療法
突然ですが「ドラゴン桜」の第2話を見ましたでしょうか?
いつでもご覧いただきありがとうございます。
イノルト整形外科 痛みと骨粗鬆症クリニック院長の渡邉順哉です。
半月板損傷
と
P R P療法
ご存知でしょうか?
最近、ドラゴン桜というドラマが始まりました。
私は知らなかったのですが、複数の患者様からドラマでも再生医療のP R P療法が出てきましたとお話しを頂きました。
ドラゴン桜ではバトミントンの強い高校生の女の子が膝を怪我してしまい
整形外科での診察、MRIの結果、半月板損傷だったことが発覚します。
整形外科の医師からは、P R P療法という患者自信の血液から抽出した血小板を患部に注入し、損傷した部位の修復を促進する治療として勧められていました。
P R P療法は再生医療法により厚生省の認可を得た医療機関でのみ注射が可能になります。
以前には楽天イーグルスに復帰した田中将大投手が肘にP R P療法を行って投手に復活したことで世間に知られるようになりました。
その後も、スポーツ界を中心に自由診療として広く使われてきましたが、今回テレビドラマで千葉大学病院の整形外科医師が半月板損傷の治療に勧めたことで、私は今後流行るのではないかと確信しています。
なぜなら、テレビの宣伝効果とはとても力があり、ハイドロリリースがテレビで取り上げられる度に検索数とハイドロリリースを目的として来院される患者さんが爆発的に増える経験が何度もあるからです。
私自身、膝専門で関節鏡や人工関節の手術を行ってきた整形外科医で、自ら膝を痛めて再生医療を取り入れたりし、趣味の空手に復帰するために自分の身体で実証しながら、患者様に同じものを勧めているので、患者様の納得感も違います。
より治る治療を今後も提供して参ります。
もっと詳しくは話を聞きたい方は是非私の元に一度足を運んでみてはいかがでしょうか?
イノルト整形外科 痛みと骨粗鬆症クリニック 院長 渡邉順哉
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過去最高記録樹立
いつもご覧いただき誠にありがとうございます。
イノルト整形外科 痛みと骨粗鬆症クリニックの院長渡邉順哉でございます。
イノルト整形外科 痛みと骨粗鬆症クリニックでは私を筆頭に「ここに来て良かった」を理念に、共感して頂けるスタッフと、実感して頂ける患者様のお陰で、このコロナ禍にも関わらず大変賑わっております。
患者様には混雑してお待たせすることも多くなり申し訳なく思っておりました。
実は、私としては大変嬉しいことに、3月はほとんどの項目で過去最高値となりました。
その項目はといいますと
・総来院患者数
・初診患者数
・リハビリ患者数
・物理療法患者数
・骨粗鬆症検査数
・交通事故患者数
・たぶんハイドロリリース患者数
・たぶん体外衝撃波患者数
・始まったばかりですが再生医療患者数
・そして診療報酬総額
全て私もスタッフも患者様に満足してもらおうと最高のサービスを目指して取組んできて
患者様にも少しずつその熱量が伝わってきたのではないかと思っております。
本当にありがとうございます。
最初のコロナの緊急事態になったときは、患者様がめっきり来なくなり、本当に経営者として背筋が凍る思いでした。
イノルト整形外科 痛みと骨粗鬆症クリニックはそれまで右肩上がりに成長してきたので、スタッフ数もかなり増えていましたので、このまま患者数が減ったままで本当に全員に給料を払えるのか不安な毎日を過ごしました。
それでも、私の不安をスタッフに伝播させてはならないと思っていましてので、「私の給料を減らしてでもあなたたちの給料は確保するので、一緒にこの危機を乗り切りましょう!」
それから、スタッフ達はコロナ対策を積極的に取組んでくれました。
コロナ禍で物理療法は壊滅的にガラガラでしたが、理学療法士のリハビリについてはほぼ患者様離れが進まずやはり、効果の実感の違いかもしれません。
そういった努力のかいもあってか、第1回の緊急事態宣言解除前から徐々に患者数は回復してきました。
それからは、今まで少しずつではありますが、患者数が増えてきてコロナの第2波、第3波も来ましたが、その影響を感じさせないくらい患者様にいらして頂いております。
今や私は1週間先の予約が取れない、GWのせいで2週間先も予約が取りづらい状況になってまいりました。
(理事長の診察についてはもう少し余裕はあるようです)
医療経営に詳しい方からは、「コロナ禍では、患者様はより質を求めて地域一番のクリニックに集中する傾向にある」と言われたのが何となく分かってきた気がします。
初診・再診患者数が過去最多になると、待ち時間も自ずと増えてきてしまっています。
混んでいる時ですと、初診で2時間以上、再診でも1時間以上お待たせしてしまうことも増えてきてしまい、
毎回のように「お待たせしてしまい、すみません!」と謝っております
そんなにも待たされても「いえいえ、繁盛してますね」とフォローして下さる患者様も多く本当に頭が上がりません。
ネットではたくさんの良い口コミも貰えるようになり嬉しい限りです。
しかし、患者様にここに来て良かったと思って貰えるためには診療内容はもちろんのこと、待ち時間は予約の取りやすさというのもサービスとしては必要だと思っております。
診療の質を落とさず、効率化をすることは容易なことではありませんが、予約システムの変更などいくつか対策は5月以降にすでに予定しております。
ハイドロリリースや体外衝撃波、骨粗鬆症など、他で治療されてもっと良くなりたいと探されて遠方からいらっしゃる方も徐々に増えてまいりました。
最近では、千葉からわざわざ当整形外科を頼って遥々いらっしゃって頂いた方もおりました。
遠方からいらっしゃる患者様はすでに何カ所かで治療されて、それ以上の治療効果を期待して受診されるため、私としては大変気が引き締まります。
当院の強みは多彩な治療法の中から、疾患にあった治療を複数視点でメリットデメリットをお話しして提案提供できる点だと思っております。
あまり頻繁に通院できない方には多少費用が掛かっても通院を繰り返さなくてもよい治療法を、繰り返し通院が可能な方なら保険診療を駆使して通いながらリハビリも含め徐々に良くできる治療法を提案したりします。
私は、治療を強要せず、患者様のニーズに合わせながら、「この治療法が一番良いとは思いますが、どのくらいの頻度で通院できそうですか?」「あまり頻繁に通院が難しければこちらはどうでしょうか?」など引き出しをたくさんご用意して患者様と一緒に治療の仕方を決めております。
これも正確な診断と治療の知識がなければできないことです。
経営者兼医師として365日診療中は患者様のことを考え、診療が終わったら経営のことも考え、残った時間で日々アップデートされる整形外科医療の知識の自己研鑽を行うのが日課です。
4月から常勤の看護師1名、管理栄養士1名、新卒理学療法士1名が増え、さらに当院と一緒に成長できればと思います。
4月末と5月初旬からは事務と理学療法士の育休からの復帰で、ここ2カ月で一気に5人もスタッフが増え、スタッフだらけで手狭感は否めませんが、さらに良いサービスを提供できるような体制を構築して参りたいと思っています。
セカンドオピニオンなど何でも構いません、今お困りの症状を私に是非ぶつけにいらして貰えればと思います。
これからも、イノルト整形外科 痛みと骨粗鬆症クリニックを宜しくお願い致します!
イノルト整形外科 痛みと骨粗鬆症クリニック院長渡邉順哉
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チーム医療を!
藤沢 駅前 藤沢にありますイノルト整形外科 痛みと骨粗鬆症クリニックです。突然ですが皆さんPT•OT•STという言葉を聞いたことはありますか?
これは病院やクリニックでよく使われる言葉の略語になります。
- PT=Physical Therapist
- OT=Occupational Therapy
- ST=Speech Therapist
の頭文字をとって略したものになります。
英語に詳しい方ならなんのことかわかった方もいるでしょうか。
それぞれ
- PhysicaltTherapist=理学療法士
- Occupational Therapy=作業療法士
- Speech Therapist=言語聴覚士
のことを表しています。
病院やクリニックではスタッフ間でよくこの略した言い方で呼び合うこともあります。
ちなみに藤沢にありますイノルト整形外科 痛みと骨粗鬆症クリニックにいるのはPhysical Therapy→略してPT→理学療法士になります。
それぞれ職業にどんな違いがあるのかは、長くなりますのでまた別のブログに掲載します。
ちなみに、皆さんご存知の通り
- 医師→Doctor
- 看護師→Nurse
はそのままの呼び方で呼ばれることが一般的だと思います。
それぞれ仕事内容は違いますが、最近ではそれぞれが専門職を生かして働くだけではなく、それぞれ意見を交え、医師、看護師、理学療法士など多くの医療に関わる職種が患者様の病状に合わせてチームを組み、意見交換しながら患者さまが心身ともに健やか生活が送れるよう、サポートしていきます。
これをチーム医療と言います。
イノルト整形外科 痛みと骨粗鬆症クリニックには医療スタッフは医師2名、理学療法士5名に4月より2名増員予定、看護師1名に4月より1名増員予定、放射線技師2名、管理栄養士4月より1名入職予定、医療事務9️名でチーム医療を行っています。
クリニックは病院と比較すると医療職種は少ないと思います。
特に藤沢藤沢にありますイノルト整形外科 痛みと骨粗鬆症クリニックは、整形外科に特化してるクリニックになりますので、大きな病院と比べると職種は少ないかなと思います。
しかし、我々、藤沢藤沢にありますイノルト整形外科 痛みと骨粗鬆症クリニックも1人1人の患者さまを中心に、それぞれのスタッフが知識と技術を持ち寄り、それぞれの強みを発揮しながら皆様の悩みの解決をしていけたらと思っております。
どこかお体の痛みでお悩みの方は是非、イノルト整形外科 痛みと骨粗鬆症クリニックに受診にいらしてください。
本日もブログを読んでくださりありがとうございました。
イノルト整形外科 痛みと骨粗鬆症クリニック T&K
骨密度が正常なのに骨粗鬆症ってどういうこと?
いつもご覧いただきありがとうございます。
イノルト整形外科 痛みと骨粗鬆症クリニック院長の渡邉順哉です。
こちらのページは沢山の方にアクセスを頂いており、ありがとうございます。
骨粗鬆症についてもう少し分かりやすく解説した「骨粗鬆症専門外来」のページもご用意しておりますので、こちらも合わせて是非ご覧ください。
▶︎イノルト整形外科 痛みと骨粗鬆症クリニックの骨粗鬆症専門外来
骨粗鬆症をもっと詳しく知りたい方はこちら!毎日、骨粗鬆症マニアの院長が呟いています。
当院の骨粗鬆症撲滅にかける想い
今回は、骨密度が正常なのに骨粗鬆症と診断される方が増えてきています。
現在もイノルト整形外科 痛みと骨粗鬆症クリニックが最も力を入れて取り組んでいるのが骨粗鬆症診療ですが、
さらに今後一番力を入れていきたいと思っているのも骨粗鬆症です。
何故、私が骨粗鬆症にこだわるかというと、本気で骨粗鬆症を日本から撲滅したいと思っているためです。
実は、骨粗鬆症による大腿骨骨折が先進国で増えている国がひとつだけあって、その国は日本なんです。
日本人の死因はガンが断トツトップですが、このガンの検診率は世界的にみても先進国の半数くらいで40%程度とかなり酷いと言われています。
実は、99%以上が骨粗鬆症が原因である大腿骨骨折の死亡率もガンとほぼ一緒です。
しかし、骨粗鬆症の検診率はどうでしょう?
一番良い県でなんと15%。
神奈川県に関してはワースト3位の1%です。
骨粗鬆症は女性の場合、平均60代で、早い方だと40代からなってしまいます。
男性でも平均85歳頃には骨粗鬆症になります。
ガンと違い、誰でも年齢を重ねれば掛かってしまう病気、それが骨粗鬆症です。
こう聞くと、骨粗鬆症は加齢でしょ?なったもんは仕方ないんじゃないの?どうせ治せないんでしょ?
とおっしゃる意見を良く効きます。
これは、私は国や学会の啓蒙不足としか言いようがありません。
知らないものはしょうがない、そう思われるのも当然と思います。
しかし、骨粗鬆症は治療することで、十分骨折を予防することが出来ます。
特に骨粗鬆症になりそうな段階で見つけて、早期治療しておくことで、そんな大変な治療をせずに済むことが多いです。
例えば、ガンの場合、早期ガンであればその部分だけ内視鏡で小さく切り取って終わりですが、進行してから見つけても臓器丸ごと取り除く必要があったり、もう手遅れの場合があります。
骨粗鬆症も同じです。
よく背中が丸まってきて背が縮んできたら骨粗鬆症を調べましょうと啓蒙されていることがありますが、その時点では背骨が潰れ場合によっては重症な骨粗鬆症になっている状態です。
その状態から治療してもなかなか良くなりませんし、骨粗鬆症の治療にはかなり時間が掛かりますので、骨が強くなっていく過程でまた骨折を繰り返してしまい段々と動けなくなっていく方、全然珍しいことではありません。
こうなる方の多くは70代以降で、恐らく10年、20年前に何らかの兆候が認められるはずです。
例えば、血液検査では骨がどれだけ壊されやすい状態にある方、栄養状態が悪い方、卵巣や腎臓などの病気を患っている方など、これらは40~50代の頃にはすでに骨密度が下がり始めているケースが多いです。
そこで、精密検査さえしておけば、その時点で治療を開始していれば、背骨が潰れて背中が丸まったりせずに済むのです。
10年前に出会っていれば、今頃背骨はまっすぐのまま生活できていたのに、と悔やまれる方に大勢出会ってきました。
私は心の底から、こういった方を減らしていきたいと思っています。
▶︎イノルト整形外科 痛みと骨粗鬆症クリニックの骨粗鬆症専門外来
骨粗鬆症治療に必要な3つのこと
では、ただただ骨粗鬆症の検査を受けておけばいいんでしょうか?
ここで、私は注意してもらいたことがあります。
私はよく患者さんに骨粗鬆症の検査はしていますか?と聞きます
すると下のような答えが返ってくる場合があります
「糖尿病で通院している内科でビタミンDは処方してもらっているが調べてはいない」
「足の骨を数年前に測って大丈夫でした」
「先日、手首で骨密度を調べて問題ありませんでした」
「毎年、腰と大腿骨の骨密度を調べてもらっていて、徐々に下がってきていますが、今のところ骨粗鬆症にはなっていないです」
骨粗鬆症を本気で取り組んでいる私からすると、どれも不十分です。
何が骨粗鬆症に本気で向合うために必要なのものは以下の3つ。
- 骨密度検査
- 骨折の確認
- 血液検査
これら3つについて解説します。
①骨密度検査
骨粗鬆症を診断するには、現在は腰の骨と大腿骨(股関節)の骨密度検査は必須です。
手首で調べる骨粗鬆症検査は腰の骨と大腿骨で調べる機械がない場合には手でも調べないよりは良いよというものです。
なぜ、手首ではなく、腰や大腿骨なのかというと、手首の骨折だけでは腰や大腿骨の骨折と比べると将来の寿命にはあまり大きな影響がないという統計データがあります。
より寿命に大きく影響する部位の骨密度を図りましょうというのが、骨粗鬆症の検査の大前提です。
ましてや、足で測る検査は、薬局などでお試し検査程度で調べるならまだしも、診断・治療には使わないようにと言われている検査になります。
(当院でも比較したところ、大腿骨・腰椎骨密度と足の数値は20-30%も違うケースも珍しくなく、当てにしてはいけないことが良く分かりました。)
未だに、検査機のコストなどの問題で、足や踵だけで検査する医療機関があることはとても残念に思います。
②骨折の確認
いいえ、待って下さい。
もう一つ、骨粗鬆症の診断に必要なものは、骨折の確認です。
あまり知られていませんが、骨密度が正常でも、今までに骨折があるかないかで診断される場合があります。
まさに骨密度が正常な骨粗鬆症というものです。
大人になってから例えば肋骨や手首の骨や足首や肩の骨を折ったとしましょう。
骨折の経験がなければ、腰や大腿骨のいずれかの骨密度が70%を下回った時点で骨粗鬆症という診断となります。
しかし、このような骨折を起こした場合、骨密度が80%を下回ると骨粗鬆症という診断に基準が厳しくなります。
では、骨折の経験がないし、骨密度が正常だから大丈夫かというとまだ早いです。
実は、いつの間にか骨折というものが残っています。
これは、ほとんどが背骨に起きてきます。
骨密度が正常でも、背骨が潰れている場合があり、潰れ方が軽い場合は特に痛みもなく自然と潰れていることがあります。これはレントゲンを必ず撮るようにしないと分かりません。
レントゲンで、背骨の厚みが最低20%以上潰れていればその背骨は圧迫骨折という診断になります。
実は、一つでも圧迫骨折があれば、いくら骨密度が正常でも、骨粗鬆症という診断になります。
本来はここまでしないと本当は骨粗鬆症なのに、骨密度は大丈夫ということで経過観察になってしまっている方がとても多いのです。
さて、ではなぜ骨密度が正常なのに骨が弱くなり、背骨が潰れるのでしょうか。
これには骨質が関係していると言われています。
骨密度は骨量と言われ骨に含まれるミネラルの量を示しています。
例えれば、鉄筋コンクリートの建物のコンクリート部分に当たります。
これらは骨の強度の70%分と言われています。
要するに骨密度は骨の強度の70%しか担保できていませんよということです。
では残りの30%は何か?
それは骨質と言われ、コラーゲンの部分と言われています。
先ほどの鉄筋コンクリートでいう鉄筋部分です。
ビル(骨)で考えれば、簡単ですが、コンクリート部分(骨密度)だけ大丈夫でも鉄筋(骨質)がもろくなっていればビル(骨)は簡単に崩れて(骨折)しまいますね?
実はここ10年ほど前から世界的にこの骨質がとても注目されています。
骨粗鬆症にも3つタイプがあります。
- A.骨密度低下・骨質正常型 50%
- B.骨密度正常・骨質劣化型 30%
- C.骨密度低下・骨質劣化型 20%
骨折しやすい順だとC⇨A⇨Bです。
骨粗鬆症の70%は骨密度が低下し、50%は骨質が劣化していることになります。
全体の30%は骨質だけ劣化し、骨密度は正常という、いわば骨密度正常の骨粗鬆症がなんと30%もあるのです。
実は大腿骨と腰の骨密度だけでは30%の骨粗鬆症の方を見逃していることが分かりました。
骨質劣化型の骨粗鬆症の方で、背骨の圧迫骨折に至っていれば骨粗鬆症と診断できますが、圧迫骨折になるまで骨質劣化型の骨粗鬆症を診断できないのは困りますよね?
そこで、開発されたのがTBS(海綿骨構造指標)という骨質を調べる解析ソフトです。
こちらの解析ソフトを現在の骨密度検査機に導入すると腰の骨の質を調べてくれます。
実はこのソフト数年前に発売されたのですが、導入に数百万円(大腿骨の骨密度検査機がもう一台買える費用)が掛かること。
保険適応になっていないため診療報酬が一切得られない。
といった理由で大腿骨の骨密度検査機を所有している医療機関でもほとんど導入していないのが現状のようです。
イノルト整形外科 痛みと骨粗鬆症クリニックは私が何とか骨質が劣化した方を背骨などの骨折を起こす前に救いたいという思いから、高額で赤字覚悟の上、2021年2月に導入しました。
※導入直前までは、ソフトの費用を回収する目的で患者様から追加で別途費用を頂くことも検討していました。
しかし、結果として希望者が減ることで骨質劣化型の骨粗鬆症の方を見逃すことは本望ではないと考え、現在のところ無償で検査結果を提供させて頂いております。(今後は変更になる可能性があります)
1カ月半以上に渡り、骨質を解析してきた結果、概ね骨密度と骨質は同じような結果になる方が多かったです。
肋骨骨折などを起こしたのに骨密度が正常のため骨粗鬆症と診断されていなかった患者様の中には、骨質だけが著しく劣化している結果を認める方も少なくありませんでした。
実は、今までビスホスホネート製剤で骨粗鬆症の治療を長年続けてきたのに、以外にもTBSの結果から骨質が悪いのが発覚し、ビスホスホネート製剤は骨密度の上昇効果は良いのですが骨質は変えないか場合によっては劣化させてしまうケースもありました。
SERM製剤やビタミンK製剤、場合によってはビタミンB6のサプリなど、骨質を改善しうる薬への変更する判断材料になりました。
今回、TBSソフトを導入することにより、治療方針を決定するための判断材料が増えて、より患者様に合ったオーダーメイドな骨粗鬆症治療を提供することができるようになってきました。
③血液検査
さて長くなりましたが、まだ骨粗鬆症治療に必要な3つ目をお伝えしていませんでした。
それは、血液検査(骨代謝マーカー・ビタミンD・ビタミンK、カルシウム)です
私はもうこれらを無くして、骨粗鬆症治療は語れないと思っているくらい、無くてはならない検査だと考えています。
特に大事だと思っているのは、骨代謝マーカーのうち、骨をどれだけ壊しやすいかが分かる血液の項目があります。
骨は常に作ったり壊したりを繰り返していますので、どれだけ速いペースで骨を壊すのかどうかというのはとても重要になってきます。
実は、60歳くらいで骨年齢が100歳のような骨密度が極端に低い方は、この骨を壊すという速度がかなり速くなってしまっているケースがとても多いのです。
その原因の多くは、性ホルモンです。
女性は閉経や卵巣の摘出手術により、女性ホルモンが大幅に減ります。
これには個人差が大きく、大幅に減ると、減る前までは女性ホルモンが抑えていた骨を壊す細胞が活発になってきてしまいます。
男性も男性ホルモンが減ると同じような現象が起こります。
実は、この骨を壊す速度というのは、生活習慣など自力での調整はほぼ難しいですが、女性ホルモンに似た薬や、骨を壊す細胞を抑える薬を使うことで、十分に抑えることが出来ます。
その薬により、骨を壊す速度は正常まで抑えることができ、僅かながら徐々に骨密度は改善しやすくなります。
しかし、女性の場合この骨を壊す速度が速まるのは50代前後で来ますから、私はこの時点で定期的にこの検査を受けることを強く推奨しています。
早期に破壊しやすい状態を見つけて抑えた方が、よっぽど簡単な治療薬で済むからです。
途中で治療を止めると、また骨を破壊しやすい状態に戻ってしまうので、一生治療は必要ですが、骨年齢が100歳になってから治療するよりは断然らくちんです。
それ以外にもビタミンDは私も含め足りない方の方が多いのでとても大事です。
腸で食べ物からカルシウムを体内に吸収するビタミンDが足りないと、骨は弱くなりますし、免疫力も低下するのでコロナに罹る心配もあります。
こちらは不足状態に合わせてビタミンDの補充により解決できます。
ビタミンKも体内のカルシウムを骨にくっつけるのに必要なビタミンなので、一度調べておくのは大事です。
ビタミンDと比べると不足している方は少ないですが、足りていない場合は処方薬により骨の質を改善できます。
それ以外にもビタミンDが不足しているのに、血液中のカルシウムがやけに多い場合があります。
その場合は、副甲状腺ホルモンを大量に作ってしまう腫瘍が副甲状腺に出来ている場合があり、それにより骨が弱くなるため、場合によっては副甲状腺の腫瘍を摘出する手術が必要になる場合があります。
まとめ
まだまだ、骨質を調べる血液検査もあり、今後の課題として考えています。
イノルト整形外科 痛みと骨粗鬆症クリニックを選んで来て頂ける方に、今後もより良い骨粗鬆症診療の提供を目指して参ります。
今回は今までで一番長い内容となりましたが、日本の骨粗鬆症診療を少しでも良くしていければと思い投稿してみました。
イノルト整形外科 痛みと骨粗鬆症クリニック院長 渡邉順哉
▶︎イノルト整形外科 痛みと骨粗鬆症クリニックの骨粗鬆症専門外来
イノルト整形外科 痛みと骨粗鬆症クリニックのアクセスマップ
痛くないけど肩が上がらないのはなんで?
いつもご覧いただきありがとうございます。
イノルト整形外科 痛みと骨粗鬆症クリニック院長の渡邉順哉です。
さて、今回は珍しい病気、キーガン型頚椎症(頚椎症性筋萎縮症)の症例に出会いましたのでお話しします。
肩が痛くないけれど、上がらなくなってしまった。
実は珍しいですが、こういった症状で受診される方はたまにいます。
良くあるのが、肩が痛くて上がらない。
こちらは、五十肩(肩関節周囲炎)が一番多く、次に多いのが肩を挙げる腱が切れる腱板損傷、あとは石灰が炎症を起こして激痛になる石灰沈着性腱板炎です。
私も含め整形外科医は、初診のお話しで、多い病気順にここまで病気を絞り込んでいると思います。
しかし、今回の中年の男性の患者様は
昨日朝起きたら、痛みはないけれど肩が上がらない。とお話しされました。
痛くないのですか??と聞き返してしまいました。
痛くないのに、肩が挙がらない。
これは整形外科医としては、日常診療でのイレギュラーなワードです。
腱板損傷か??
肩を挙げる腱板が切れると、上げようにも挙がらず、反対の手で支えながら上げれば上がりますが、降ろすときに痛みが出たり、夜間の痛みが出たりすることがあります。
高齢者だと、自然に切れて痛みがない場合もありますが、今回は中年だったため自然に切れるということは滅多にないため、何でだろ??となります。
レントゲンは予想通り、肩は異常なし。
超音波検査でも、やっぱり腱板は切れていませんでした。
何でなんだろう・・・・?
頚髄症?いや両側、下肢にもくるはず・・・
痺れや痛みがないのに、肩が動かない?
痺れや痛みは感覚神経、動かすのは運動神経と別の神経が働いています。
運動神経だけやられる病気って・・・?
あっ、キーガン型頚椎症では!!??
頚椎症の神経症状といえば、首の骨の変形で首の後ろの神経の出口で肩や腕に行く神経が圧迫されることで、肩甲骨から肩や手にかけての痛みや痺れを起こす病気で、中年の男女にとても多い病気です。
実はこの頚椎症にはとっっっっっっっっっっっっっっっっっっても珍しいキーガン型というタイプがあります。
多分、頚椎症の1000人に1人くらいじゃないかという感覚です。
脊椎専門の整形外科医であれば、何度か手術をしたことはあるかもしれませんが、脊椎以外を専門にしてきた例えば私のような膝の専門の整形外科医は数年に一度会うか会わないかという疾患です。
頚椎症による神経症状といえば、痺れ・痛みの病気で、進行し過ぎると力が入らないこともありますが、
痛みも痺れもないとなかなか疑えず、キーガン型頚椎症は整形外科医でも見逃すことが多い病気です。
この患者さんでは、肘を曲げる筋力も一緒に下がっていて、これはキーガン型頚椎症の特徴でもあります。
実は、肩に行く神経は首の骨に入って脊髄神経に繋がるのですが、その骨の入口に入った所では、痛みや痺れなどを伝える後ろ側の後根の神経と筋肉を動かす前側の前根の神経とに分かれます。
これらの神経の前には首の骨と骨の間にある椎間板というクッションがあり、その椎間板が圧が高まって弱い部分から後ろに飛び出ししまい、神経を押してしまう、頚椎椎間板ヘルニアという病気を起こすことがあります。
ヘルニアは神経の前から飛び出してくるので、当然前の前根の神経がやられそうですが、後根の神経は一部太くなっているからなのかこちらが先に影響を受け、痛みや痺れを起こします。
しかし、稀に前根の神経だけ圧迫されることがあり、肩を動かすための筋肉に動けという電気刺激を与えている神経がやられるため、痛みや痺れはなく肩が挙がらないという症状だけが出ます。
基本的には、頚椎のMRIを撮影して、神経の圧迫具合を確認して、確定診断となります。
さて、ここでさっさとヘルニアを手術をすれば良いという考えに行きつく方もいらっしゃるかと思いますが、
首の手術は、腰の手術とは比べ物にならないくらい、合併症のリスクがあがります。
実は、背骨の後ろにある神経が通るトンネルである脊柱管は、首では狭く、腰では太くなっています。
しかし、逆にその脊柱管を通る神経自体の太さは頭に近いほど太く、腰に近づくにつれて分岐して細くなります。
腰ではトンネルは広いのに、通る神経は細いので余裕ですが、首は狭いトンネルに太い神経が通るので、ちょっとでも狭さが悪化するとさまざまなトラブルを起こします。
例えば、首の手術で、神経が通る骨のトンネル内で、大出血が起こると血の塊である血腫ができ、狭いので簡単に神経を押して、両肩が挙がらなくなる麻痺という合併症を起こすことがあります。
腰の手術は神経が細く、骨のトンネルが広いためこのようなトラブルはほとんどありません。
こういったリスクから、腰と比べると首の手術はなるべく避けた方が良いと思っている整形外科医は私だけではないと思います。(もちろんそういったリスクを超える有益性が明らかな症例に関しては手術はすべきだと思います。)
さまざまな論文から、このキーガン型頚椎症ではいきなり手術でなくとも、リハビリを行いながら経過をみていくと数ヶ月から1年程度で大幅な改善を望めるようです。
ただ、それだけ長期に渡り肩を動かしていないと、肩が固くなっていまうため、理学療法士などのリハビリで固くならない予防を行う必要があります。
腰椎椎間板ヘルニアは、手術しなくとも、1年程度でヘルニアが自然と小さくなり、症状も手術しない場合と同じくらいまで改善するという研究結果もあります。
恐らく、頚椎ヘルニアも時間の経過とともに縮小し、圧迫が改善され、挙がらないという症状も徐々に改善してくるようです。
骨の変形による頚椎症性神経根症は、今回のキーガン型頚椎症よりも圧倒的に多く、10人に1人くらいはいるのではないかと思ってしまします。
これだけは覚えてもらいたいのですが、この頚椎症は骨の変形によるものであり、普段の首の姿勢や過去の頭部をよく動かして首に負担の掛かるスポーツをしていた方などは結構40代で首の骨の変形による神経痛を起こします。
これだけは覚えてもらいたいのですが、首の手術は合併症が多いので、スマホ首などにならないように、もう少し普段から首を大事にして生活して頂きたいなと、整形外科医は思っております。
最後まで、ご覧いただき誠にありがとうございました。
イノルト整形外科 痛みと骨粗鬆症クリニック院長 渡邉順哉
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理学療法士のリハビリテーションの重要性
いつもご覧いただきありがとうございます。
イノルト整形外科 痛みと骨粗鬆症クリニック院長の渡邉順哉です。
今回は理学療法士のリハビリテーションについてお話します。
身をもって体感したことがあります。
3月13日の業務後、15時くらいまで私が職場に残っていると理学療法士のYさんが残っていました。
Yさんは日頃から熱心にエコーの勉強をしたりと勉強熱心で、ハイドロリリースも患者さんで必要な方がいれば相談しにきてくれます。
Yさんの知識と技術レベルは私も素晴らしいと思っていたので、一度自分の左膝のことで相談してみました。
ちなみに私の左膝は1年前くらいから徐々に痛くなってきていました。
最初は階段の登りで痛みを感じていましたが、徐々に空手の最中も痛みが出てきました。
大腿四頭筋の内側広筋の膝蓋骨に付着する部位だったので、大腿四頭筋のストレッチをしてから空手をやると痛みは軽減していました。
しかし、徐々に痛みが悪化してきて、ストレッチしても痛みが出るようになり、イノルト整形外科 痛みと骨粗鬆症クリニックで自ら体外衝撃波やハイドロリリースを試してみました。
どちらかというとハイドロリリースの方が効いて、しばらく痛みが引いていましたが、徐々にハイドロリリースをやっても痛みが出るようになってしまいました。
どちらかというと膝内部の痛みのような感じもしてきて、四頭筋のストレッチや体外衝撃波やハイドロリリース、湿布、PRPと色々やってみましたが、十分に痛みが引かず、空手のパフォーマンスがかなり落ちて困っていました。
痛くなる姿勢が決まっていて、左膝を90度近くまで曲げていったときに体重が半分くらい掛かると膝にズキっとした痛みがでます。
さて、Yさんのお手並み拝見ということで、今の状態を説明し、筋肉の固さなどを簡単にチェックしてもらいました。
左の大腿四頭筋の筋緊張は強くないが右より筋肥大している。というのです。
色々テストしてもらった結果、左はハムストリングスとヒラメ筋の出力を十分出せていないせいで、痛みが出ている可能性があるというのです。
膝を屈曲位で重心移動する動作で痛みが出るのであれば、その動作の際は大腿四頭筋だけでなく、ハムストリングスと下腿の筋も連動しているので、痛みが出る大腿四頭筋側と反対側にあるハムストリングスとヒラメ筋に十分出力を出してもらう必要があるようです。
そこで、ハムストリングスとヒラメ筋の出力アップのために、ハムストリングスとヒラメ筋を選択的に刺激する簡単な準備運動を教えてもらいました。
ものの数十秒、準備運動してから、さっきまで痛みが出ていた動作をもう一度してみるとさっきよりも楽に動けるようになりました。
痛みが出ている筋肉にずっと目が行っていましたが、まさか下肢の他の筋肉にサポートさせると負担が軽減して痛みが緩和するとは久しぶりにびっくりしました。
よく考えたら、腰痛でとっても多い脊柱起立筋の痛みは腹筋を締めてあげると脊柱起立筋の負担が軽減されて腰痛が楽になるというのと同じような考え方ですね。
なかなか、整形外科医は重大な病気の診断と治療法についての勉強、手術の勉強、薬の勉強ばかりで、専門医でもリハビリに関しては理学療法士に任せっきりなことが多く、私もその一人です。
MRIやレントゲンやエコーなど画像検査や血液検査で分からないような、筋肉の固さや筋力や姿勢など体の使い方によって引き起こされる痛みに関しては意外と無頓着で、痛み止めや注射、物理療法に頼りがちですが、ちゃんと理学療法士にチェックしてもらい、簡単なストレッチや体操をするだけで薬や注射や機械に頼らずとも痛みは楽になることが身をもって体験しました。
なかなか理学療法士のリハビリは受けたことがない方が多いと思いますが、接骨院や整体でのマッサージとは全く効果も違いますし、健康保険も使えて財布にもかなり優しいです。
何よりもマッサージのように揉まれて一時的に痛みが取れても、自分で自宅で再現して痛みを取れるオーダーメイドの体操の指導などは、今回のようにしっかり評価できる理学療法士でないと難しいです。
改めて、整形外科のクリニックには理学療法士は必要不可欠な存在だと再認識しました。
なかなか、予約が取りにくい理学療法士のリハビリですが、4月からまたさらに2名増員が決まっています。
藤沢で、最大規模のリハビリ施設を有した整形外科を目指し今後も進化を続けて参ります。
最後までご覧いただきありがとうございました。
イノルト整形外科 痛みと骨粗鬆症クリニック 院長 渡邉順哉
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再生医療を体験
いつもご覧いただきありがとうございます。
イノルト整形外科 痛みと骨粗鬆症クリニック院長の渡邉順哉です。
イノルト整形外科 痛みと骨粗鬆症クリニックでも再生医療が可能になりました。
次世代PRPのAPSと最新鋭のPRPのGPSⅢが厚生省から許可施設として認可をもらい使用可能となりました。
PFC-FDを再生医療として始める整形外科が増えてきていますが、PFC-FDは厚生省の認可は必要なく再生医療ではありません。
そんな、再生医療の2種類を身をもって体験してみました。
APS療法
APSですが、私の左膝、左足首、右手首がここ1年ほど痛みがあり、階段の登りや、趣味の空手で支障が出ていました。
採血室で看護師に採血してもらいました。
55ml(GPSⅢは26ml)の採血は普段の血液検査よりやや量が多いですが、数分で問題なく終わります。
イノルト整形外科 痛みと骨粗鬆症クリニックの看護師は年間2000回以上の採血を行っています。
ほとんど痛くなく、採血されるのが苦手な院長もストレスフリーで採血は完了しました。
採血を受けたあとは、20~30分程待機します。
採血した血液を看護師が滅菌済みの使い捨て専用の容器に移し遠心分離機に入れ遠心分離を15分行います。
遠心分離後の上澄みを捨てると、GPSⅢが取り出すことができます。
GPSⅢだとこのまま注射となりますが、APSの場合はGPSⅢを専用のキットに移し替え、撹拌してからもう一度遠心分離を2分間行います。
2度目の遠心分離を行うと、APSが完成します。
今回は、GPSⅢとAPSの両方を受けてみました。
まずは、膝にAPSを注射。
本来は膝の外側から刺しますが、私は右利きで自分で自分の膝に打つためには内側でないと打ちにくかったので内側から刺しています。
また、TFCC損傷を起こしている右手首の関節と原因不明の関節炎で1年くらい困っている左足首にはGPSⅢを注射してみました。
日頃からハイドロリリースで鍛えていたため、エコーガイド下でピンポイントで確実な関節内への注射ができました。
以前にハイドロリリースは何度も自分で自分に注射していたため、慣れては来ましたが、関節注射はハイドロリリースよりは痛いですね。
自分でやるものではないなと思います。
さて、3カ所いずれとも注射直後はあまり痛くありませんが、30分以降と徐々に痛みが出てきて曲げて歩くには痛み止めを飲みたいくらいの痛みはありました。
そのような痛みも2,3日するとほとんど痛みがなくなってきました。
だいたい、1カ月して痛みが改善傾向にない場合は、多くがそのまま半年以降まで待っても良くならなく、
1カ月で効くか効かないかを判断して、2回目をやってみるか、他の治療にするか判定する方が良いと言われています。
PRPの全体的な概ね有効率は60%程度ですので、私自身も絶対効く治療と思って受けてはいません。
ただ、関節内の環境を良くして、これ以上炎症による関節破壊の進行がストップすると思えば、ちょっと高い治療ですが受ける意味はあるかと思います。
PRP治療を行っている整形外科医でも自分で自分に3度も打っている整形外科医も珍しいのではないでしょうか。
それくらい、私はこの再生医療に期待をしています。
気になる方は是非ご相談下さい。
一緒に再生医療を受ける方を募集しています。
イノルト整形外科 痛みと骨粗鬆症クリニック院長 渡邉順哉
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