BLOGブログ

病気

骨粗鬆症の症状|前兆となる症状や予防のためにできること

※本記事は、整形外科専門医・イノルト整形外科 統括院長 渡邉順哉医師の監修のもと執筆しています。

背中が丸くなってきたり、以前よりも身長が縮んだように感じたり……。

そんな変化を、「年齢のせいだから」と見過ごしてはいませんか?

実はこれらの症状は、骨密度が低下し骨がもろくなる「骨粗鬆症(こつそしょうしょう)」のサインかもしれません。

骨粗鬆症は自覚症状が少なく、気づかないうちに進行してしまうため、早めのチェックが欠かせません。

この記事では、骨粗鬆症の前兆や主な症状、そして今日から始められる予防法について詳しくお伝えします。

骨粗鬆症の前兆や主な症状

骨粗鬆症の恐ろしい点は、初期段階ではほぼ症状が現れないことです。

多くの場合、痛みを感じることもなく骨がもろくなります。そのため、骨折して初めて気づくケースも少なくありません。

しかし、日常生活の中には「骨が弱っているかもしれない」というサインが隠れていることもあるため、わずかな前兆を見逃さないことが大切です。

注意すべき骨粗鬆症の前兆・症状

以下の項目にお心当たりがある場合は、骨密度の低下が進んでいる可能性があります。

一つでも当てはまることがあれば、一度「整形外科」で腰椎と大腿骨の骨密度検査を受けましょう。

  • 最近、閉経した、しそう。男性の場合、60代になった。
  • 大人になってから骨折をしたことがある
  • 生活習慣病(高血圧、高脂血症、糖尿病)などの持病、飲酒・喫煙の習慣がある。

のほか、さらに重症の場合は・・・

  • 若い頃より2~3cm以上身長が低くなった
  • 背中や腰が曲がってきた・丸くなった
  • 壁に背中をつけて立ったとき、後頭部が壁につかない

これらは、背骨(椎体)が自分の体重に耐えきれずつぶれてしまう「圧迫骨折」が静かに進行しているときに見られる特徴です。

症状が進行することで起こりうるリスク

骨粗鬆症が進行すると、くしゃみや重いものを持ったときなど、ごく些細な衝撃で骨折してしまうようになります。

また、骨の変形によって、以下のような深刻な影響が出るリスクも高まります。

  • 痛みや骨折への恐怖から運動や外出する機会が減り、全身の筋力や機能が低下し、骨粗鬆症が進行するだけでなく、転倒しやすくなる。
  • 特に大腿骨の太ももの付け根などを骨折すると、手術したとしても寝たきりや要介護状態などで自立した生活が難しくなることも多い。
  • 背骨が曲がることで胃や肺などの内臓が圧迫され、消化不良・便秘・胸やけ・息切れなどが起こりやすくなり、より栄養状態が悪化し、骨粗鬆症が進行する。

イノルト整形外科では、骨粗鬆症専門治療を行なっております。

精密検査を通じて骨の状態を評価し、薬物療法や生活習慣の改善など、患者様一人ひとりに適した治療プランをご提案しておりますので、「もしかして骨粗鬆症かも」と感じている方は、まずはお気軽に当院までご相談ください。

関連記事:骨粗鬆症の代表的な治療薬一覧|効果や副作用も解説

今日からできる!骨粗鬆症の予防と日常生活の工夫

骨粗鬆症は、生活習慣の見直しによって進行を遅らせたり、骨折のリスクを下げたりすることが期待できます。

まずは現状把握の正しい検査

どんなに頑張って対策をしても、遺伝や閉経には対策が難しいのが現実問題としてあります。

したがって、閉経が近づいてきたら、男性も60代になったら、その他骨粗鬆症の原因となるような問題を抱えている方は、まずは現状を知ることが何より大事です。

簡易的な手首や足の検査では終わらせず、大腿骨および腰椎の骨密度と背骨のレントゲンで正しく検査を毎年行って正しく診断してもらうことが何よりも大事です。

骨に刺激の加わる運動

骨には「負荷がかかることで強くなる」という性質(ウォルフの法則)があります。

宇宙飛行士は重力が骨に掛からなくなるから、骨粗鬆症の治療薬を飲んでから宇宙に行くというくらい、骨に対する刺激というのはとても大事になってきます。

以下のような運動を習慣にしてみましょう。

  • ウォーキングまたはジョギング:
    1日15〜30分程度、背筋を伸ばして歩く。可能でしたら走った方が効果的です。
  • 踵落としまたは縄跳び:

1日100~1000回。両足で立って踵を上げてから床に強く落とす、もしくは縄を持たなくてよいのでその場飛びジャンプ。どこでもできるがとても効果的です。

  • バランス運動:

片脚立ちやヨガ、太極拳などがおすすめです。

  • 軽めの筋トレ:
    自重やダンベル、ゴムチューブを使ったトレーニングで筋力を鍛え、骨への刺激を促します。

食事の見直し

骨の主成分であるカルシウムに加え、その吸収を助ける栄養素をバランス良く摂ることが大切です。

  • カルシウム: 骨の主成分(乳製品、小魚、大豆製品など)
  • ビタミンD: カルシウムの吸収を促進する(鮭、サンマ、キノコ類など)
  • ビタミンK: カルシウムが骨に定着するのを助ける(納豆、小松菜、ほうれん草など)

日光浴

ビタミンDは食事から摂るだけでなく、日光を浴びることで体内でも合成される成分です。

夏であれば日陰で15分、冬なら30分程度、手や顔に日光が当たるように過ごすだけでも効果があるとされています。

関連記事:骨粗鬆症の治療は何をする?注射や薬の種類や治療期間を解説

骨粗鬆症の症状を改善したいとお考えの方はイノルト整形外科まで

骨粗鬆症は進行を抑えることができますが、一度大きく低下してしまった骨密度を食事や運動など生活習慣の改善だけで元の状態に戻すのはほぼ無理です。

そのため、「早期発見・早期治療」によって、できるだけ健康な状態のうちに対策や治療を始めることが大切です。

イノルト整形外科は、痛みと骨粗鬆症の診断・治療に特化した整形外科として、お一人おひとりの骨の状態を正確に把握し、医学的根拠に基づいた最適なサポートを提供しています。

「もしかして骨粗鬆症かも?」と少しでも不安を感じたら、まずは当院で骨の健康診断を受けてみませんか?

将来にわたって自分の足で元気に歩き続けられるよう、スタッフ一同、心を込めてサポートさせていただきます。

ご予約やご相談は、便利な公式LINEからも承っております。どうぞお気軽にお問い合わせください。

関連記事:骨粗鬆症の原因|骨がもろくなる理由となりやすい人の特徴を解説

まとめ

骨粗鬆症は自覚症状がないまま進行し、日々の生活を脅かす可能性のある病気です。

しかし、身長の変化や姿勢の崩れといったサインに気付いてからでは遅いので、まずは早いタイミングから正しい検査をおこない、適切な食事や運動、そして医療機関でのケアを組み合わせることで健康寿命を延ばすことができます。

イノルト整形外科痛みと骨粗鬆症クリニックは、皆様の快適な歩みと健やかな毎日を全力で応援いたします。

「自分はまだ大丈夫」と思わずに、まずはイノルト整形外科で現状を知ることから始めてみませんか?

この記事の監修医師

イノルト整形外科 痛みと骨粗鬆症クリニック 院長
渡邉 順哉

経歴

  • 平成16年 鎌倉学園高等学校卒
  • 平成23年 東邦大学 医学部卒
  • 平成23年 横浜医療センター 初期臨床研修
  • 平成25年 横浜市立大学附属市民総合医療センター 整形外科
  • 平成26年 神奈川県立汐見台病院 整形外科
  • 平成28年 平成横浜病院 整形外科医長
  • 平成30年 渡辺整形外科 副院長
  • 令和元年 藤沢駅前順リハビリ整形外科 院長
  • 令和6年  イノルト整形外科 痛みと骨粗鬆症クリニック 統括院長