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検査・治療病気

モートン病とは?セルフチェックやマッサージの方法を紹介

足の甲から付け根のあたりに痛みが感じられる、または痺れが現れることが多いという場合、さまざまな疾患が考えられます。

なかでも可能性のひとつとして挙げられるのが「モートン病」です。

モートン病とはどういった病気なのか、症状や治療法、自分でできるセルフチェックやストレッチの方法などもあわせてご紹介します。

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モートン病とは

モートン病は、足の親指の付け根に痛みが発生する神経障害の一つです

足の甲のあたりから指先にかけては神経が通っていますが、この部分が何らかの理由で強い圧迫を受けたとき、炎症や強い痛みが生じます。

特に40代から60代の女性に症状が現れやすく、長時間にわたって歩くことが多い、あるいは立ち仕事に従事している方ほど発症しやすい傾向が見られます

また、サイズが小さすぎる靴やハイヒールなどを履いていると、物理的に足の神経が圧迫されるためモートン病を発症する原因になることもあります。

モートン病の症状

モートン病を発症すると、どのような症状が現れるのでしょうか。痛みが現れる部位や状態に合わせた症状の変化などもご紹介します。

痛みの種類

モートン病を発症したときに現れる痛みは、個人によっても症状に差が見られます。

打撲を負ったときのようなジンジンとした痛みや、針に刺されたような鋭い痛み、あるいは皮膚が焼けるようなヒリヒリとした痛みを感じることもあるようです

痛みが現れる部位

痛みが現れやすい部位としては、足の中指と薬指の間、あるいは人差し指と中指の間が多いです

また、足の親指の付け根に痛みが現れ、その後ほかの指に広がっていくというケースもあるようです。

症状の変化

初期の症状としては痛みを感じるケースが多いですが、状態が悪化していくと痺れを感じたり、痛みの範囲が足の甲や脛のあたりまで広がっていったりすることもあります

ただし、こちらも個人差があり、比較的初期段階にもかかわらず痛みが広範囲に現れることも少なくありません。

関連記事:関節リウマチかもしれない初期症状や変形性関節症との違いを解説!

モートン病のセルフチェック方法

足の指に痛みが現れた場合、正確な診断を受けるためには専門医による検査や診察を受ける必要があります。

しかし、医療機関を受診する前にモートン病であるかを自分自身で簡単にチェックできる方法もあります。

以下の1または2の方法で試してみましょう。

  1. 左右いずれかの足の内側と外側を手で挟み込むようにぐっと握った際に、痛みまたは痺れを感じるか
  2. 足の指の間4箇所を手の指で押した際に、痛みまたは痺れを感じるか

上記いずれかの方法で痛みや痺れを感じた場合には、モートン病の可能性が考えられるため早めに信頼できる整形外科を受診しましょう

モートン病の治療方法

モートン病と診断された場合、どのような治療が行われるのでしょうか。

体外衝撃波治療

体外衝撃波治療とは、医療用に出力が調整された衝撃波を患部に照射する治療法です。

神経内で痛みを伝える物質を減少させる効果があるほか、神経細胞に直接刺激を与えることで損傷した組織の修復効果も期待できます

モートン病ではとても高い効果を期待することが可能です。

運動療法

モートン病を発症すると痛みを避けるために運動量が自然と低下し、足の筋力が落ちることがあります。

筋力が低下すると、土踏まずを形成するアーチが下がってくるため、ストレッチや筋力トレーニングなどの運動療法を行い機能回復を図ります。

適切な靴を履く

足に負担のかかる靴を履いている場合には、できるだけ負担のかからない適切なサイズのものに履き替えます。

これに加えて、革靴のようなソール固い靴ではなく軟らかくクッション性のあるスニーカーを選んだり、ヒールの低い靴を履いたりすることも大切です

中敷きの作成

痛みが見られる部位に負担がかからないよう、足底挿板(中敷き)を作成します。

中敷きを敷くことで足にかかる負担が軽減され、足の付け根部分にかかる圧力も分散されます。

薬物療法

痛みや痺れを軽減すると同時に、ダメージを受けた神経細胞を修復するために薬物療法が用いられます。

痛み止めの内服薬や湿布のほか、神経障害性疼痛治療薬などが処方されることが多いです。

その他、神経細胞の修復に有効なビタミンB12などの内服薬を処方される場合もありますが、高い効果は期待できません。

局所神経ブロック注射

上記の治療を行っても痛みが緩和されない、あるいは強烈な痛みを伴う場合には、局所神経ブロック注射(局所麻酔薬の注射)が用いられることもあります

また、神経にピンポイントで注射するこの方法は、モートン病の診断を確定する際にも用いられることがあります。

関連記事:体外衝撃波は治療効果がない人はいる?適切な治療回数や痛みについて

モートン病を放置するとどうなる?

モートン病を発症後、治療をせず放置しておくと症状が進行し、痛みや痺れの範囲が拡大していくことがあります。

また、初期の段階では歩いたときや立ち上がったときに軽い痛み・痺れが現れる程度ですが、やがて歩行が困難になるほどの強い痛みが現れるケースも少なくありません

安静時にも痛みが持続するようになると、薬物療法や運動療法などでは治療ができず、手術以外の選択肢がなくなることもあるでしょう。

そのため、足の指の付け根に痛みが続くようであれば早い段階で診察を受けることが大切です。

モートン病に有効なストレッチ

モートン病の悪化や発症を予防するために、自宅で手軽にできるストレッチをご紹介します。

  1. 足の指を床に押し付けるイメージで、土踏まずを引き上げる
  2. 5秒程度力を入れた後に元の状態に戻す
  3. 1〜2を5回程度繰り返す

上記のストレッチのポイントは、足の指は曲げるのではなく床に押し付けるようなイメージで行うことです。このとき、土踏まずのアーチが引き上がるように意識しましょう。

モートン病に似た症状の病気とは?

足の指や関節部分に痛みが現れる病気はモートン病以外にもさまざまなものがあります。似た症状が現れ、モートン病と混同しやすい病気をご紹介しましょう。

  • 足底筋膜炎:土踏まずのアーチを支える足底筋膜が炎症を起こす疾患で、足の痛みや足底の張りが生じる
  • 中足骨疲労骨折:中足部(足の甲)の骨に生じる疲労骨折で、足の甲から指の付け根にかけて痛みが現れる
  • 足根管症候群:足底神経が圧迫されることで起こる神経障害で、足裏や足首、足の甲に痛みや痺れが現れる
  • 腰椎椎間板ヘルニア:腰椎が圧迫を受けることで起こる神経障害で、腰から足にかけて痛みや痺れが現れる

上記の疾患は、いずれも足あるいは足関節部の神経が圧迫・損傷することで痛みや痺れが現れる疾患です

自覚症状だけではモートン病と区別がつかないことも多いため、医療機関で検査を受ける必要があります。

 

足の痛みや痺れなら藤沢駅前順リハビリ整形外科にご相談ください

足に痛みや痺れを感じる場合、さまざまな疾患の可能性が考えられることから、できるだけ早めに信頼できる医療機関で診察を受けることが大切です。

しかし、「どの病院を選べば良いのか分からない」、「整形外科を受診するのが初めてで不安がある」という方も多いのではないでしょうか。

そのような場合には、一度藤沢駅前順リハビリ整形外科へご相談してみてはいかがでしょうか。

当院では関節専門外来を設置しており、膝や股関節、肘、そして足にいたるまで、さまざまな疾患の治療に対応することができます。

今回ご紹介したモートン病の診療も可能であり、レントゲンや超音波、MRIなどの検査機器を用いながら痛みや痺れの原因を突き止め、より正確に診断することが可能です。

また、体外衝撃波治療などの最新治療法から薬物療法や運動療法など、まで多様な治療にも対応しているため、治療に不安がある方にとても安心です

まとめ

足の指の付け根に痛みや痺れを感じる場合、モートン病を発症している可能性が考えられます。

はじめのうちは軽い痛みを感じる程度ですが、進行していくにつれて痛みの程度は範囲は拡大し、強烈な痛みによって歩行が困難になることもあります。

このような事態を防ぐためにも、できるだけ早めに医療機関を受診し検査と治療を受けるようにしましょう。

信頼性が高いクリニックを探している、あるいはさまざまな選択肢から治療法を検討したいという方は、ぜひ一度藤沢駅前順リハビリ整形外科へご相談ください。

藤沢駅前順リハビリ整形外科のアクセスマップ

 

この記事の監修医師


藤沢駅前 順リハビリ整形外科  院長 渡邉 順哉

■詳しいプロフィールはこちらを参照してください。

経歴

●東邦大学 医学部 卒業
●横浜市立大学附属市民総合医療センター 整形外科
●藤沢駅前順リハビリ整形外科 院長