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フレイル(虚弱)について

※本記事は、整形外科専門医・イノルト整形外科 統括院長 渡邉順哉医師の監修のもと執筆しています。

いつもイノルト整形外科 痛みと骨粗鬆症クリニックの記事をご覧頂き、誠にありがとうございます。

本日は、フレイルについて記事をまとめましたのでぜひご覧ください!  

フレイルとは

フレイルとは加齢に伴い生じやすい衰えの全般を示しています。

例:加齢に伴い疲れやすくなったり気分が乗らない等で、家にこもることが多くなった。等  

フレイルは、身体的側面だけでなく、認知機能・うつ状態などの精神的側面と孤独や孤立など社会的側面も含めた多面的な概念となります。  

◎当院(イノルト整形外科 痛みと骨粗鬆症クリニック)ブログに記事のある、サルコペニアやロコモティブシンドロームは身体的側面に着目した概念・疾患になります。

★☆★近年では、高齢者のフレイルが要介護へ繋がることなどから介護予防の観点としてもフレイル対策は注目されています★☆★  

フレイルの基準

フレイルの基準には、さまざまなものがあります。

そのなかでもよく使われるFriedの基準には5項目あります。  

  • 体重減少:1年間のうちに4.5kgまたは5%以上の体重が自然に減った
  • 疲れやすい:何をするにも面倒だなと感じる日が週3,4回ある
  • 歩くスピードが以前に比べて遅くなった
  • 握る・持つなどの力が弱くなった(握力が低下した)
  • 家にいる時間や何もしない時間が増えた(身体活動量の低下)

上記の項目のなかで…  

◎3項目当てはまる➡フレイル   ◎1または2項目だけの場合には➡プレフレイル(フレイルの前段階) と判断します。

現在、新型コロナウイルスの蔓延に伴い、不要不急の外出自粛など多くの制限を強いられている状況かと思います。

以前では、外出や運動などをしていた方でも生活リズムが変化し活動量の減少や生活範囲の縮小などに繋がっているかと思います。

こうした状況が高齢者にとっては大きな影響になるため、簡単な運動だけでなく、バランスの良い食習慣・社会との繋がりを生活の中に取り入れてコロナ対策とともにフレイル対策も意識していただけたらと思います。

また、以前もご紹介させていただきました当院(イノルト整形外科 痛みと骨粗鬆症クリニック)にありますInbodyで現在の身体状況の把握にお役立て頂ければと思います。

簡単な検査になりますので、ご興味がある方は是非お気軽に当院(イノルト整形外科 痛みと骨粗鬆症クリニック)受付・スタッフにお声掛けください。

また、料金については以下の通りでございます。

◎初回(1回目):当院(イノルト整形外科 痛みと骨粗鬆症クリニック)についてのアンケート記入で無料!

◎2回目以降:500円/回  

イノルト整形外科 痛みと骨粗鬆症クリニックスタッフ

この記事の監修医師

イノルト整形外科 痛みと骨粗鬆症クリニック 院長
渡邉 順哉

経歴

  • 平成16年 鎌倉学園高等学校卒
  • 平成23年 東邦大学 医学部卒
  • 平成23年 横浜医療センター 初期臨床研修
  • 平成25年 横浜市立大学附属市民総合医療センター 整形外科
  • 平成26年 神奈川県立汐見台病院 整形外科
  • 平成28年 平成横浜病院 整形外科医長
  • 平成30年 渡辺整形外科 副院長
  • 令和元年 藤沢駅前順リハビリ整形外科 院長
  • 令和6年  イノルト整形外科 痛みと骨粗鬆症クリニック 統括院長