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サプリメント

サプリメントの飲み方(プロテイン編①)

※本記事は、整形外科専門医・イノルト整形外科 統括院長 渡邉順哉医師の監修のもと執筆しています。

こんにちは。藤沢の駅前にあります藤沢にありますイノルト整形外科 痛みと骨粗鬆症クリニックです。 本日はスポーツ選手のサプリメントの飲み方についてお話をさせていただきます。 サプリメントには様々な種類がありますが、有効に使っていく為に気をつけなければならないのはドーピングです。様々な広告などを信用して気軽にサプリメントの摂取を始めるべきではありません。サプリメントや医薬品など、何らかの効果を求めて服用するものについては副作用やドーピング禁止物質が含まれている可能性があるので、専門家に相談してから使用を開始してください。 今回はサプリメントの中のプロテインについて記載をします。 プロテイン(タンパク質)は最も使用されているサプリメントであり、筋肉を作る原料です。さらに骨、皮膚、髪、爪などあらゆる部分の材料にもなります。練習やウェイトトレーニングで激しい運動を行うほど、筋肉がダメージを受けて、そのダメージを回復させ、より強く大きな筋肉を作る為に多くのたんぱく質が必要になります。 たんぱく質の1日の必要量は体重1kgあたり2~3gになります。必要なたんぱく質をすべて食事から摂ろうとすると、食事量がかなり多くなってしまいます。 また、タンパク質を多く含む食品は同時に脂肪も多い為、体脂肪量の増加に繋がってしまいます。そこでタンパク質を効率よく、手軽に補給できるように作られたのがプロテインです。 では、いつプロテインを飲んだらいいのかについてです。 タンパク質は一度に大量摂取しても、体内に蓄積されないので複数回に分けて摂取することが必要です。プロテインの最適な摂取のタイミングを考えると、トレーニング直後~30分以内がタンパク質が効率的に筋肉に届けられ、筋の再合成を助ける為良いと言われています。しかし、このタイミングでは糖質の補給も必要になります。糖質は筋中に蓄えられていますが、トレーニングの際にエネルギーとして使われます。糖質が無くなった状態では、代わりにタンパク質がエネルギーとして使われてしまい、タンパク質本来の目的を果たせなくなります。なので、激し運動後は炭水化物も一緒に摂取する事をお勧めします。 またどこかでプロテインの飲み方の続きを記載していこうと思いますので、よろしくお願いします。 イノルト整形外科 痛みと骨粗鬆症クリニック スタッフ

この記事の監修医師

イノルト整形外科 痛みと骨粗鬆症クリニック 院長
渡邉 順哉

経歴

  • 平成16年 鎌倉学園高等学校卒
  • 平成23年 東邦大学 医学部卒
  • 平成23年 横浜医療センター 初期臨床研修
  • 平成25年 横浜市立大学附属市民総合医療センター 整形外科
  • 平成26年 神奈川県立汐見台病院 整形外科
  • 平成28年 平成横浜病院 整形外科医長
  • 平成30年 渡辺整形外科 副院長
  • 令和元年 藤沢駅前順リハビリ整形外科 院長
  • 令和6年  イノルト整形外科 痛みと骨粗鬆症クリニック 統括院長