サルコペニア(筋肉減少症)について
※本記事は、整形外科専門医・イノルト整形外科 統括院長 渡邉順哉医師の監修のもと執筆しています。
いつも記事をご覧頂き、誠にありがとうございます。
イノルト整形外科 痛みと骨粗鬆症クリニックです。
本日は、サルコペニア(筋肉減少症)について記事をまとめましたのでぜひご覧ください!
はじめに、筋肉量は加齢により減少していくとされています。
加齢や栄養状態が悪かったりすることで筋力や筋肉量の低下につながります。そうした状態をサルコペニア(筋肉減少症)といいます。
なぜ若者に比べ、高齢者では筋肉が減少するかというと…
若者では筋肉を合成する力と分解するバランスが釣り合っている状態なのですが、高齢者では筋肉を分解する力が合成する力よりも上回るために高齢者は筋肉量の維持や増加がしにくいとされています。
➡そのため、加齢がサルコペニア(筋肉減少症)につながりやすいとされています。
サルコペニアが関連する身体への影響は以下のようなことが挙げられます。
- 免疫力の低下
病気にかかりやすくなったり、回復する力が遅くなったりします。 - 嚥下機能の低下
食事量の減少により栄養不足から筋肉量のさらなる低下につながります。 - 歩行機能の低下
下半身や体幹の筋肉が減少することで歩く力が低下し、転びやすくなったりします。 - 認知機能の低下
高齢者にとって運動量の低下は認知機能にも影響することが近年の研究でわかっています。
…など多くの影響が考えられます。
参考記事:【高齢者の筋力低下】サルコペニアとは?症状やフレイルとの違い、診断基準について|西春内科・在宅クリニック
現在、新型コロナウイルスの蔓延に伴い、不要不急の外出自粛など多くの制限を強いられている状況かと思います。
以前では、外出や運動などをしていた方でも生活リズムが変化し活動量の減少や生活範囲の縮小などに繋がっているかと思います。
こうした状況が高齢者にとっては大きな影響になるため、簡単な運動を生活の中に取り入れてコロナ対策とともにサルコペニア対策も意識していただけたらと思います。
また、以前もご紹介させていただきました当院(イノルト整形外科 痛みと骨粗鬆症クリニック)にありますInbodyで現在の筋肉量の把握にお役立て頂ければと思います。
簡単な検査になりますので、ご興味がある方は是非お気軽に受付・スタッフにお声掛けください。
また、料金については以下の通りでございます。
◎初回(1回目):当院(イノルト整形外科 痛みと骨粗鬆症クリニック)についてのアンケート記入で無料!
◎2回目以降:500円/回
イノルト整形外科 痛みと骨粗鬆症クリニックスタッフ一同
この記事の監修医師

イノルト整形外科 痛みと骨粗鬆症クリニック 院長
渡邉 順哉
経歴
- 平成16年 鎌倉学園高等学校卒
- 平成23年 東邦大学 医学部卒
- 平成23年 横浜医療センター 初期臨床研修
- 平成25年 横浜市立大学附属市民総合医療センター 整形外科
- 平成26年 神奈川県立汐見台病院 整形外科
- 平成28年 平成横浜病院 整形外科医長
- 平成30年 渡辺整形外科 副院長
- 令和元年 藤沢駅前順リハビリ整形外科 院長
- 令和6年 イノルト整形外科 痛みと骨粗鬆症クリニック 統括院長