テリパラチド注射について
テリパラチドの注射について
こんにちはイノルト整形外科 痛みと骨粗鬆症クリニックです。
当院では骨粗鬆症治療にテリパラチド注射を行っています。テリパラチド注射について記載して行こうと思います。
注射と聞くと何だか怖いようなイメージがありますが、針はとても細い物で行うようになっています。
また、この薬はどうして注射でないといけないのか、と思われることもあるかもしれません。
テリパラチドの成分は口から飲むと胃酸で消化されてしまうため、どうしても錠剤にすることができず、注射することで最大限の効果を発揮する薬になります。
テリパラチド皮下注キット600μg
剤型:無色透明の液体
効果:骨形成を促進し、骨粗鬆症で減った骨の量を増やす。
もろくなった骨の中の構造を再構築して強くしなやかな骨を形成し、骨を折れにくくします。
保管方法:使用後も2〜8℃(冷蔵庫など)で遮光して、凍結を避けて、保管します。
副作用:主な副作用として、吐き気、上腹部痛、頭痛などが報告されています。
このような症状に気づいたら、処方医に相談してください。
また、吐き気や嘔吐、便秘、眠気、筋力低下などの症状が認められた場合も処方医にご相談ください。
お薬が身体に合わない場合、ショックや一過性の急激な血圧低下に伴う意識消失があらわれることがあります。この薬の注射後30分程度はできる限り安静にしてください。また、血圧低下、めまい、立ちくらみ、動悸(どうき)、気分がすぐれない、吐き気、顔面が蒼白になる、冷や汗が出るなどがあらわれた場合は、症状がおさまるまで座るか横になってください。
よくある質問
Q:テリパラチドを持ち運ぶときはどうしたらいいですか?
A:初回説明の際にテリパラチド用の専用ポーチをお渡ししていますので、そちらを使用します。
ポーチの外部温度が25°を超える可能性がある場合は、専用の保冷剤を凍結して入れてお使いください。
ポーチの外部温度が30°以下であれば5時間、40°以下であれば3時間にわたり、25°以下に保つことができます。外気温が25°以下であれば、28日目の投与が終わるまでの間に36時間までテリパラチドを持ち運ぶことが可能です。
また、車で移動の際、車から離れるときはテリパラチドを一緒に持ち出してください。
直射日光が当たる場所や、車内などに放置しないように気を付けてください。
もしわからない事があれば当院のスタッフにお気軽にお声がけくださいね。
藤沢の駅前 イノルト整形外科 痛みと骨粗鬆症クリニック スタッフより