― サンキューページにタグマネージャーを埋められない構造的問題 ―
当院では デジスマ診療アプリ を予約システムとして利用しています。
ところが、Google広告やMeta広告を運用する中で、「予約完了コンバージョンが正確に計測できない」 という大きな壁にぶつかりました。
結論から言うと、原因は明確です。
デジスマの予約完了(サンキュー)画面に
Googleタグマネージャー(GTM)を設置できないため
これは当院に限らず、デジスマを使っている多くの医療機関が共通して抱える構造的な問題です。
この記事では
なぜ計測できないのか
なぜデジスマでは解決が難しいのか
ではどう対応すべきか
を、専門用語をできるだけ噛み砕いて解説します。
広告効果測定の基本は非常にシンプルです。
ユーザーが広告をクリック
Webサイトから予約に進む
予約完了ページ(サンキューページ)が表示される
そのページで「予約完了」のタグを発火
広告管理画面にCV(コンバージョン)が記録される
つまり、
「予約完了が起きた瞬間」を
Web上で明確に検知できるかどうか
が全てです。
デジスマ予約では、
予約完了後の画面が デジスマ管理下のページ になります。
医療機関の公式サイト
医療機関が管理しているHTML
ではありません。
Googleタグマネージャーは、
HTMLに <script> を埋め込める
もしくはCMSや管理画面でタグを設置できる
ことが前提です。
しかしデジスマの予約完了画面では、
GTM設置不可
個別タグの埋め込み不可
JavaScriptの発火制御不可
という仕様になっています。
=「予約完了」という事実を広告側が直接検知できない
よくある代替案として、
iframeで予約画面を囲う
完了後に自院サイトへリダイレクト
を考えますが、デジスマでは
セキュリティ制限
UX設計上の制約
により、実質的に実装不可 or 非推奨です。
Google広告やMeta広告は、
CVデータを元に自動で賢くなる
仕組みです。
どの広告が良いか
どのキーワードが良いか
どのユーザー層が良いか
これらはすべて CVデータ依存。
計測できないと、
学習が進まない
CPAが安定しない
「勘」で広告を回す状態
になります。
広告費はいくら使った?
予約は何件増えた?
1件あたりの獲得単価は?
この問いに 正確に答えられない のは、
医療経営上、かなりのリスクです。
最も現実的なのがこの方法です。
「WEB予約」ボタン
「デジスマで予約する」ボタン
の クリック時点 をコンバージョンとして計測します。
GTMで確実に計測できる
広告最適化がある程度進む
実際に予約完了したかは不明
若干CV数は水増しされる
👉 「計測ゼロ」よりは圧倒的にマシ
電話CV:電話発信クリック
LINE CV:友だち追加 or 予約完了
デジスマ:予約導線クリック
とCV定義を分けることで、
広告評価の精度を上げます。
正直に言うと、
現時点でデジスマのサンキューページに
GTMを埋める公式な方法はありません
今後のアップデートに期待するしかないのが現実です。
最後に重要なポイントをまとめます。
デジスマ予約では
サンキューページにタグを入れられない
そのため
予約完了CVは正確に計測できない
これは
運用者のミスではなく、システム構造の問題
現実的な対策は
「予約導線クリック」をCVにすることもしくは、他の業者も検討すること。
デジスマは非常に優れた予約・受付システムですが、
広告計測という観点では制約がある ことを理解した上で、
設計と判断をすることが重要です。