こんなお悩みはありませんか?
膝の痛みの原因は何?
膝の痛みの原因を教えて下さい
膝の痛みの多くは半月板損傷や変形性膝関節症によるものです。
半月板損傷も変形性膝関節症も、スポーツなどによる怪我や加齢やO脚や肥満などが原因で発症します。膝関節の半月板や軟骨がすり減り、炎症が起こり、膝が腫れたり痛みが生じます。最初は立ち上がりやしゃがむ動作での痛みですが、進行してくると階段の昇降や通常の歩行にも支障をきたします。 従来の治療法では、初期は痛み止めの内服や湿布やヒアルロン酸の注射、温熱療法などを行い、進行してしまった場合は骨切りや人工関節などの手術が行われます。 再生医療は、今まで受けてきた治療法で膝の痛みがなかなか改善しない方で、いろいろな事情で手術は避けたいと考える患者様に有効な治療法になります。
靭帯や関節に再生医療は有効なのか?
靭帯や関節に再生医療は有効なのでしょうか?
とても有効です。
人間には、損傷した組織を回復させる、自己再生能力が備わっています。この自己再生能力は、血液中にある、血小板という細胞に含まれる様々な再生を促す物質が働くことで機能しています。したがって、この自己再生能力は、血液の流れがあるところに働くということになります。 ところが、関節の軟骨や、靭帯といった組織、膝の半月板の一部には、血管が無く血液がたどり着きません。したがって血小板の再生効果は得られにくく、自己再生能力が低い部位になります。
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治療方法
PRP療法
PRPとは、多血小板血漿(platelet rich plasma)の略です。血小板は血液中にある細胞で、血液を固めて止血をする機能の他、様々な再生を促す成長因子という特殊なタンパク質が豊富に含まれており、この成分が損傷した組織の回復を早めていきます。 しかし、血小板は血液中にごくわずかしか含まれていません。またこの血小板の中にある再生を促してくれる物質はさらに僅かなのです。 そこでPRP療法では、血液を約50ml(コーヒーカップの半分以下)血液を採取し、遠心分離器で血小板が豊富な部分だけ(約10%)を分離し抽出します。単純に血液を損傷部位に注射するよりも10倍以上の濃度で血小板の再生効果を得られる治療法です。 あとは靭帯や関節など、損傷している組織に注射するだけで治療は終了になります。 再生医療手術のように皮膚を切って組織を取り出したり、移植したりは全くしません。もちろん入院も必要ありません。 効果は早い方で3日程度、遅い方でも1か月程度で出てきます。膝の痛みが改善し、持続効果は1か月~最大1年ほど痛みが改善している方もいます。靭帯組織に関しては完全に治癒する例もあります。 また、関節の炎症の改善が認められている多数の報告があります。変形性膝関節症に対するPRP療法は、変形が進行していない初期の例では膝の痛みの改善が報告されており、治療効果が十分期待できます。残念ながら、軟骨がしっかり再生するという研究結果はまだ不十分ということもあり、今後の治療法として期待されています。 最近では、PRP療法の中でも特に再生物質を高濃度に抽出し、より高い効果の期待できるAPS療法というものがあります。
成長因子療法
PRP療法では血小板の中に含まれる成長因子という再生物質が働くことで効果を発揮する再生医療です。対して、成長因子療法はこのPRPに含まれる血小板の殻など再生医療に不要な不純物を取り除き、成長因子だけを抽出し高濃度にした状態で患部に注射して注入します。1度の採血で複数回の治療が可能です。 成長因子療法のメリットとしては、この加工をすると、通常のPRP療法に比べて、血小板を高濃度に濃縮するので、得られる成長因子も濃度が高くなり、成長因子の総量が2倍になることがわかっています。また、乾燥粉末化させることで成長因子の濃度が時間の経過があっても低下しないというメリットがあります。成長因子は常温で6か月間保存が可能ですので、加工完成後に患者様の都合の良い時に予約来院頂き、治療をすることができます。 PRPやAPSは血小板の殻や白血球が含まれるため、注射後に膝の痛みや腫れが一時的に悪化しやすいですが、成長因子療法では血球成分が含まれないため、そのような副作用がほとんどありません。 方法は、採血後に、厚生労働省に認可された加工施設に依頼して2~3週間後に作製が完了します。この製剤を超音波検査機を見ながら確実に膝関節に注射します。 超音波検査機を用いずに注射をした場合、正しく膝関節内に注入できる確率が半数近くまで下がるため、当院では必ず超音波検査機を使用してリアルタイムの画像で膝関節内に注射針が確実に入っていることを確認しながら注射をしております。また、一般的なヒアルロン酸注射などで使う注射針よりもかなり細い針を使うことで、関節に開いた針穴から関節の外にせっかく注入した成長因子が漏れないようにしています。
APSW関節再生療法
APSW(Autologous Plateless-growth-factor・focused Shock Wave)療法:自己血の血小板を除去した成長因子溶液を濃縮したものを注入するのに加え集束型体外衝撃波を当院独自の最新の治療法です。 成長因子療法だけでは痛みが再発することもあるため、集束型体外衝撃波を加えることで疼痛緩和を相乗効果でより効果を期待できる治療法になっています。
院長の再生医療に関する想い
(わたなべ じゅんや)
二代目院長として整形外科クリニックを継いで1年経った2020年に私は空手で左膝を傷めてしまいました。膝のレントゲンは全く問題はありませんでしたが、超音波検査で診ると少し関節に水が溜まっており、MRIを撮ったみたところ膝の軟骨が一部損傷して剥がれてしまっていました。
空手は地元の大会で優勝したりと、もっと上を目指していた時だったので、何とか治して現役選手を続けたくて、困っていました。そんな時に出会ったのがPRP療法でした。
他の整形外科の病院やクリニックでも少しずつ導入する医療機関が増えてきていたのですが、まだまだ疑心暗鬼な整形外科医も多かった時期でした。そして、導入費用は高かったので躊躇していましたが、、「まずは自分がやってみて、治ったら自信を持って患者様にも勧められる」そう思って導入に踏み切りました。自分の血液から完成したPRPを自ら膝に注射してみたところ、1カ月程度で膝の調子は良くなりましたがMRIではあまり変わらずでした。また、空手を再開して、しばらくしたら膝の痛みが再発してしまい、膝のサポーターをするようになり、「先生、お大事に!」と患者様から応援されていた時期もありました。同時期に、成長因子療法が開発されたのを知り、より高い効果が得られやすいということを聞き、また自分の膝で試してみることになりました。同時期に、集束型の体外衝撃波をいち早く導入したこともあり、成長因子療法と一緒に膝に治療していました。結果的には、ほとんど膝は痛くなくなりました。後に、PRP療法と集束型体外衝撃波治療の併用治療法がPRP療法だけの場合と比べて治療後の再発が少ないという研究結果が出されました。
ただ、空手をしたいのに全く安心できる膝の状態ではなかったのもあったので、自分の体から脂肪の一部を取り出し幹細胞を培養して関節に戻す幹細胞治療という再生医療を受けて、全く膝の痛みはなくなり、数か月後にMRIを撮ったところ、軟骨損傷は完全に修復され、今も膝の不安なく空手やトランポリンなど様々な治療を受けています。
PRP療法、成長因子療法、集束型体外衝撃波治療、幹細胞治療を全て自らの膝を治療してきた整形外科医は日本中を探してもほとんどいないと思いかと思います。
私の体験談を元に同じように膝の痛みで「本当は家族や友達と旅行に行きたいけれど、膝の痛みで迷惑掛けてしまいそうで・・・」「大好きだったゴルフも再開したくても痛くてできない・・・」などなど・・・悩んでいる方には、痛みが取れたらどんな楽しい未来が待っているのかを想像して欲しいのです。
人生において時間とお金どちらが大事ですか?
多くの方が時間と答えます。しかし、費用が高いからとかけがえのない人生の時間を犠牲にして、治療法に大幅に制限のある保険治療しか選択されない方がまだまだ多いと感じています。例えば、歯医者でも保険医療では受けられる治療法の選択肢が少ないから、自費のインプラント治療を勧められて受ける方も少なくないかと思います。実は、整形外科クリニックの保険治療はここ数十年痛み止めなどの薬の種類以外はほとんど進歩しておらず、様々な治療法が開発されても保険医療費高騰の問題で保険適応が認められないという実態があります。整形外科はすでに、自費治療を受けなければ最新の治療を受けにくい時代になってしまっています。
もちろんお金は大事ですが、人生を最後の最後に振り返ったときにもっとお金を貯めておけばと後悔する方はあまりおらず、「もっと、たくさん色々な旅行などの体験をしておけばよかった」と後悔する方がほとんどです。実際に、私自身がこの治療法を受けた後から、多くの患者様に私が自ら受けたものと同じ治療法を提供して参りました。
その中でも、70代の女性は印象的でした。
「なんとか孫と一緒に国内旅行に行きたい。でも、今の膝の状態では足手まといで、到底一緒に行ける気がしない。でも、人工関節手術は友達が実際に受けて後悔していたのでどうしてもやりたくないんです。」。
彼女は私が勧めたこの治療法を信じることが最初はできずに、痛み止めやヒアルロン酸注射、リハビリを何カ月も行ってきましたが、なかなか改善せずに月日ばかりが経過していました。
とある日、息子さんが一緒に同伴して診察室に入ってきました。
「先生、治療費は俺が払うから何とか早く治せる治療法で痛みを取って欲しいんですが、どうでしょうか?」とのこと、私は再生医療を本人に勧めました。
結果的に彼女は再生医療を受け、注射をした1ヶ月後に「先生、膝に痛みがありません。本当にありがとうございます」
と喜んで話してくれました。
それを聞いて私も非常に嬉しかったのを覚えています。そして、再生医療は「手術を出来ない方」「手術が怖い方」「変形が少ないけど予防したい方」には本当に良い治療なんだと実感する経験でもありました。
そこから他の患者様にも再生医療を勧めることで、多くの患者様の膝の痛みがなくなっていきました。
当院ではまずは無料カウンセリングを承っております。ご相談してみたい方は一度ご連絡下さい。
(わたなべ じゅんや)
治療実績
成長因子療法
治療費について
近年、日本国内で再生医療に対する研究や普及が進んできていますが、
今のところ健康保険は承認されていません。
そのため、「自由診療」となります。
当院では事前に無料カウンセリングを行っております。 膝の悩みでお困りの方はご相談ください。
クリニック紹介
イノルト整形外科 藤沢院
(藤沢駅前順リハビリ整形外科)
- 診療科目
- 整形外科・リハビリテーション
- 住所
- 〒251-0024 神奈川県藤沢市鵠沼橘1丁目1−1-3F
- 電話番号
- 0466-25-3812
- 営業時間
- [午前] 9:00~12:30 ※12:00 受付終了
[午後] 13:30~17:30 ※17:00 受付終了
休診日 /土曜午後・日曜・祝日・年末年始
診察の流れ
無料カウンセリング(来院)
下記より「無料カウンセリング」メニューでご予約をお取りください
相談当日
専門のスタッフより、膝関節の再生医療に関する詳しいご説明を行います。 また、気になることなど何でもご相談ください。
採血
静脈より血液を49mlを採取します。
注射(3週間後以降)
患部に注射を行います。 その際の入院、手術は不要で、注射のみで完結します。
よくあるご質問
どのくらいで効果出ますか?
早い方で治療開始直後から感じますが、個人差が大きく1週間~2ヶ月ほどで効果をご実感頂けることが多いです。
効果はどれくらいもちますか?
効果は人それぞれですが、研究では平均して1年後が効果のピークになるという結果が出ています。2年間膝の痛みが出なかったという報告もあります。当院では独自の関節再生療法でさらに延びる可能性があります。
本当に効きますか?
90%の患者さまの膝の痛みが改善しています。
血液は何ml取られますか?貧血と言われていますが大丈夫ですか?
約50mlです。普段の採血よりは多めですが、献血で取る血液量は最低200mlなので全く問題ありません。 この程度の量の採血では貧血はほとんど悪化しないので大丈夫です。
ヒアルロン酸注射やステロイド注射と何が違いますか?
自己血から組織の修復に働く成長因子だけを特殊な技術で取り出し、膝関節などの患部に注入するので、抗炎症作用・自己治癒力が高まり、慢性的な痛みに対して薬剤の一時的な効果とは違い、長期的な改善が期待できます。
副作用はありますか?
重い副作用はありません。ほとんどありませんが、注射による腫れや痛みが出る場合があります。
ヒアルロン酸やステロイド注射の制限はありますか?
採血当日のヒアルロン酸注射は可能です。 ステロイド注射自体は、組織をもろくさせてしまうので原則注射を行わないことを推奨しています。すでに注射をされた方は、1ヶ月以上は空けてから、本治療を受けるようにしましょう。 注入後3か月間は効果をみるためヒアルロン酸などの膝への注射は控えるように勧めています。
採血前~治療開始後の活動制限はありますか?
採血前後の活動制限はありません。 治療開始後当日は入浴・飲酒はお控えください。シャワー浴は可能です。 注入直後から日常動作やストレッチ程度は特に制限はございませんが、ジョギングなどの激しい運動は1週間後から徐々に開始してください。
普段飲んでいる薬は続けてよいですか?
問題ありません。注入後の膝の痛み止めはカロナールを推奨しております。
たくさん薬飲んでいるが、採血に支障ないですか?
お薬による制限はありません。心配な場合は医師にご相談ください。
治療後患部に湿布貼っていいですか?
問題ありませんが、注射後に1日間は針を刺したところを避けて貼ることをお勧めします。
注射当日はリハビリは可能ですか?
可能ですが、なるべく治療前に行えるように予約を取って頂くようにお願い致します。
医療費控除対象になりますか?
治療になりますので、基本的に対象になることが多いかと思います。領収証を大事に保管して確定申告の際にご利用ください。
先進医療給付対象になりますか?
残念ながら対象外となっております。
そのうち保険適応になりますか?
今のところ保険適応になる予定はありませんし、日本の保険医療制度が既に限界に近付いてきているという話をよく耳にすること、ここ数十年間で整形外科の保存療法で保険適応に新たになった治療法が薬剤以外ほとんどないことからも限りなく厳しいと思っています。
再生医療は膝以外にはできないのでしょうか?
膝以外にも、股関節、足首、肩、肘、手足の指の関節などに対して治療可能です。